源泉とは湧き出してきた温泉そのもの、温泉の温度は25度Cの低温のものから90度C近い高温のものまでさまざま。
かけ流しとは、その温泉のお湯を循環させないで排出する仕組み。源泉から出てくる温泉を浴槽に流し込み、浴槽からあふれ出たお湯はそのまま流しだす仕組み。かけ流しの中でも、加水、加温も行わないものを、「源泉かけ流し」と呼びます。
源泉かけ流しの温泉は、温泉本来の色や臭い、感触などが味わえるわけです。この「源泉かけ流し」は、温泉地全体の20%程度だといいます。
静岡県稲取の石花海(せのうみ、と読みます)横田にある観音温泉は有名で、強アルカリ単純泉である温泉のお湯は、飲料水、化粧水としても活用されています。
温泉水を飲む「飲泉」は、胃腸や肝臓などの内臓に効果があるほか、入浴と同じように疲労回復、冷え性などにも効果があると言われています。
「源泉かけ流し」は、温泉本来の持つ効用と共に源泉の自然の恵みが五感で楽しめると言えるでしょう。


⇒稲取温泉 石花海

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