以前は出稼ぎに行く前に肘折温泉で湯治をすると、出稼ぎ先で風邪をひかないと言われていたそうです。
地元では今でも、風邪の予防に入るそうです。
この温泉には上ノ湯、下ノ湯、川原湯の3箇所の共同浴場があり、それぞれの成分によって温泉の効果が違っています。
上ノ湯は「冷えの湯」とも呼ばれ、さっぱりして傷や眼病によいそうです。下ノ湯は、神経痛やリュウマチ、内臓の痛みに効果があります。川原湯は、他の2つの湯より硫黄分が多く、筋肉痛、関節痛、皮膚病に効果があるといいます。
肘折温泉名物の朝市は、雪の季節を除き朝5時から7時に開かれています。季節の野菜や果物、手作りの漬物、饅頭などにぎやかなオバちゃんたちの声が通りを賑わします。また、銅山川では、岩魚や山女の渓流釣りも楽しめます。
この肘折温泉で洞窟風呂を持ってる名物宿が、「四季の宿松屋」さん。
この洞窟風呂は、大正時代に全て手で掘られたもの。全長50メートルほどの通路を抜けると湯船が出現、ちょっとぬるめの温泉ですが、ゆっくり浸かれば体の芯までぽかぽかです。
男女交代制。他に男女別の内湯もあります。
肘折温泉 四季の宿 松屋

東北の温泉紹介記事
青森県
酸ヶ湯温泉
秋田県
玉川温泉
岩手県
湯川温泉
山形県
肘折温泉
宮城県
鎌先温泉
福島県