水と歴史の街 三島(水辺の散歩)

三島には、街中がせせらぎ事業というのがあります。

中心市街地にある歴史・文化・水辺の緑や自然環境を活用し、それをネットワークする回遊ルートを整備することによって、周辺を快適空間に作り上げ「歩きたい街」「住みたい街」という魅力ある地域づくり事業です。

その事業に沿ってできた「街中がせせらぎ、水辺の散策コース」というのがあるので紹介したいと思います。

この散策コースが載っている小冊子や、市内の主な観光施設周辺を案内した「みしまっぷ」が、観光案内所などに置いてあるのでその小冊子や地図を手に入れて三島の街を散策すると便利です。「みしまっぷ」には、観光ポイントだけでなく、和食、養殖、そば、ウナギ、麺類、喫茶などのお店の位置や、駐車場、トイレ、富士山ビューポイントが掲載されています。

水辺の散策コース

出発は三島駅南口です。

ここから歩いて2分のところに三島楽寿園があります。




楽寿園



楽寿園 / na0905


楽寿園は、明治23年い小松宮彰仁親王の別邸として造営されました。広さ約2万坪。いまは三島市の自然豊かな市立公園になっています。

富士山から流れ出た溶岩と、120種以上の樹木が森を作り、溶岩の間からは富士山の雪解け水が湧き出しています。この楽寿園は、国の天然記念物及び名勝に指定されているほど見事です。

園内には遊園地、動物園、郷土資料館、楽寿館があり、子供から大人までが楽しめる場所として親しまれています。

休園日は毎週月曜日、開場時間は、9:00〜17:00、季節により多少時間が異なりますので詳しくは問い合わせてみてください。

入園料 大人300円、子供50円

問い合わせ 電話 055−975−2570


源兵衛川


楽寿園の湧水を水源としている川です。この川には、初夏には蛍が舞う美しい流れで、川の中におかれた木や石が歩道を作り、この川の中の小道を渡って歩くことができます。


蓮沼川


三島駅から直接歩いてくると徒歩10分の距離です。噴水や鯉の群れが、訪れる人を楽しませてくれる美しい水辺。この川は、宮さん川とも呼ばれ、街の人たちに親しまれています。


三ッ石神社の時の鐘


蓮沼川から三島広小路駅を通って「時に鐘」に到着です。寛永年間に造られたこの鐘は、江戸時代、三島宿に時を告げていました。今は、大晦日に除夜の鐘を鳴らしています。


水の苑緑地(みずのその りょくち)


吉野水苑という料亭と玉川用水の水源地でした。今は、親水公園として整備されています。散策の休憩するにはよい場所です。


三島梅花藻の里(みしまばいかも のさと)


水のきれいなところにしか育たない「三島梅花藻」が見られる湧水池。「三島梅花藻」は、楽寿園の小浜池で発見されました。可憐な白い花を咲かせる貴重な植物で、梅の花の形に煮ていることからこの名前がつけられました。


佐野美術館

日本刀、青銅器、陶磁器、日本がなどの東洋の古美術・工芸品を中心に展示。企画展が人気があり、約1ヶ月ごとに展示品が変わります。隣接する降泉苑は湧水を利用した回遊式庭園で、散策ができ会席料理も楽しめます。


三嶋大社

三島田町駅、祐泉字(大興寺跡)を経て、三嶋大社に着きます。三嶋大社については「水と歴史の街 三島(三嶋大社)」で確認して下さい。


水辺の文学碑


文学碑には、若山牧水や正岡子規ら文豪がのこした三島ゆかりの歌が刻まれ、文化の香を漂わせています。


白滝公園

高い木立に囲まれた公園。夏には水遊びの子どもたちで賑わいます。この公園から桜川沿いに歩いていくと次の散策ポイント菰池(こもいけ)公園です。桜川の土手は、四季折々の花が咲く遊歩道になっています。清流には、小魚の群れが元気に泳いでいるのが見えます。

菰池(こもいけ)公園


桜川の源泉。色とりどりの鯉が泳いでいます。水辺のベンチに腰を下ろし、今日一日の散策が終了です。ここから徒歩5分で三島駅です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


水辺の散策をするときには、「水の街 三島 歴史の街」という小冊子を観光案内所で手に入れてから始めると便利です。地図や散策コース、いろいろな情報が詰まっています。もちろん無料で、いただけます。

三島駅から街を輪のように巡る水辺の散策。最後まで読んでいただきありがとうございました。




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posted by 温泉美人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 静岡県地元情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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