富士山の裾野に位置する三島の街、市内の随所で水が湧き出しています。
この三島の湧水は、富士山に降った雪解け水です。この雪解け水が三島の地に流れ出してくるまでには、100年以上の年月がかかるそうです。
この三島を紹介したいと思います。
最初に触れたように、三島の街は、三嶋大社の門前町として栄えました。
まずその三嶋大社を紹介しましょう。
三嶋大社

/ maya815
三嶋大社は、JR三島駅より歩いて15分、バスで5分の距離。伊豆一の宮として古くから人々の信仰を集めました。御祭神は、大山祇命 事代主命で「三嶋大明神」と総称しています。
大山祇神は山の神様で、山林農産を始めて殖産興業の神様、国土開発経営の神様です。事代主神は俗に恵比須様と言います。恵比須様の名前ならみなさん聞いたことがあるでしょう。恵比須様は商工漁業、福徳円満の神様です。
また、三嶋大社の「三嶋」は、「御島」から変化したもので、もとは、富士火山帯である、伊豆七島に代表される伊豆諸島の神様だとも言われています。
三嶋大社には樹齢1200年のキンモクセイがあり、国の天然記念物に指定されています。学名は薄黄木犀(うすきもくせい)。薄い黄色の花をつけ、甘い芳香が特徴です。9月上旬より中旬にかけ、黄金色の花を全枝につけ、再び9月下旬より10月上旬にかけて満開になります。花はこの季節に2度開花するのですが、年によっては3度開花する年もあります。
歴史の中では、源頼朝が百日詣でをし、満願の日に源氏再興の旗揚げをしたことでも有名です。
11月上旬から下旬の土日祝日には、七五三のお参りに来る人たちで賑わい大社周辺の道路が大変混雑します。
宝物館
大社内には宝物館があり、三嶋大社の歴史と資料を、わかりやすく展示、また、タッチパネルで、三嶋大社の祭事や歴史、宝物を、解りやすく案内してくれます。展示物には、徳川三代将軍家蜜が奉納した太刀など多くのの重要文化財、北条政子奉納 国宝「梅蒔絵手箱」 の完全な模造品も展示されています。
開館時間は、9:00〜16:30
入館料は、大人500円、高校生、大学生は400円、小中学生が300円です。
問い合わせ 電話 055−975−0566
三島のうなぎ
三島では、古くからうなぎは「三嶋大社のお使い」と言い伝えられていました。昔の人は、三島のうなぎがまさか三島の名物になるなんて考えなかったでしょうね。
江戸時代には、三嶋大社のうなぎを食べて「はりつけ」にされた人もいたんです。三島のうなぎが食べられるようになったのは、幕末に薩摩や長州の兵がこのうなぎを食べ、その味が格別美味しかったことg東京方面にも有名になりました。その後、三島にうなぎ屋が増え今のように三島の名物になったということです。
なぜ三島のうなぎが美味しいのか。ウナギの味は、水の良し悪しで
決まるといわれています。三島の水は、富士山の雪解け水、そのきれいさは半端ではありません。古くから「化粧水」と呼ばれるほどの硬水なのです。この水がウナギの余分な脂肪を落とし、ギュッとしまった歯ごたえのある味にするといわれています。
みなさんも三島に行ったら、この美味しいウナギを食べてみてください。
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